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山火事 妊婦にタバコと同程度の影響か

【NSW29日】  NSW州アルベリー(Albury)の一般開業医のマクゴーワン医師は、29日に開かれた証人喚問に出席し、2019年~20年に発生した山火事による妊婦への深刻な健康被害について報告した。多くの妊娠中の女性が煙の影響で胎盤に喫煙者と同じような影響を受け、早産するケースも増加したという。

 

マクゴーワン医師によると、早産したある女性は喫煙歴が全くなかったが、助産婦は女性が妊娠中に一日一箱程度の喫煙をしていたと思うほど胎盤に影響が及んでいたという。同医師は、「シドニーで山火事の煙による汚染が最高水準だった数日間は、一日にタバコを37本吸ったのと同程度の影響が人体に及んだとする研究も複数ある」と述べた。

 

マクゴーワン医師は地方部に住む妊婦のあいだでも、胎盤に問題を抱える割合が増加していると指摘。胎盤に問題がある場合、出産後も胎盤が子宮内に残ってしまうため、出産後2~3週間以内にこれを除去する処置を受ける女性が増えており、早産や未熟児の割合も増加していると報告した。

 

ソース:news.com.au-Baby born with ‘pack-a-day’ smoke exposure despite the mum never touching a cigarette in her life

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