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若者による笑気ガス乱用を規制 WA

【WA30日】  WA州のサンダーソン保健相は30日、若者による亜酸化窒素の吸引を取り締まる方針を明らかにした。“Nangs”と呼ばれる小型カプセルで販売されており、吸引により気分を高揚させ、手軽に入手できることから、若者による乱用が急増している。特に、発達段階にある若年の脳へのダメージが大きいとされている。

規制では、販売対象を16歳以上とするほか、全ての容器に「毒」と書いたラベルを貼ることを義務付けるとしている。亜酸化窒素は、笑気ガスとしても知られており、外科や歯科では麻酔としても使われている。一方、ホスピタリティー業界においては、ホイップクリームを作る際の推進剤として使われ、スーパーマーケットや小売店で購入することが可能だ。

亜酸化窒素を長期にわたって使用した場合、記憶喪失、ビタミンB12減少による 脳神経の損傷、手や足のまひ、精神病などの影響が出ることが分かっている。サンダーソン保健相は、「若者による使用増加を示す証拠がある」と述べ、救急外来の医師は亜酸化窒素のヘビーユーザーが増えており、なかには深刻な神経変性疾患の問題を抱えていると説明した。

 

ソース:news.com.au-Crackdown announced in Australia‘s ’nang capital’, Perth as whippits labelled poison

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