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パラセタモール販売 購入個数と年齢を規制に

【ACT12日】   薬品・医薬品行政局(TGA)は、パラセタモールの過剰摂取の事故が増加していることを受け、スーパーマーケットなどでの販売に規制を設けることを検討していることを明らかにした。

 

今回の規制案は、家庭内のパラセタモールの備蓄を防ぎ、効き目が強い製剤へのアクセスを制限することを目的としており、店頭での鎮痛剤の購入は1人につき2箱まで、パックサイズの縮小、放出調節製剤系のパラセタモールの処方箋のみでの取り扱い、18歳未満の店頭購入の禁止などに関する規制が出る可能性がある。

 

NSW州の中毒情報センターに報告された意図的なパラセタモール中毒事故は3575件に上っている。また、VIC州では3403件の過剰摂取、その中の1417件が意図的なものだという。TGAによると、このような意図的な過剰摂取は、青年や若年層に最も多く、中でも女性に多いとしている。

 

パラセタモールの過剰摂取による生存率は高いものだが、摂取後2〜6時間以内に治療を受けた場合に限られる。治療が遅れた場合、重篤な肝障害を引き起こし、時には死にいたる危険性がある。

 

ソース: news.com.au – TGA proposes two pack limit and age restrictions for purchasing paracetamol

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