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IVF治療に助成金2000ドル NSW

【NSW17日】   国内で初めて、NSW州政府は体外受精(IVF)治療を受けるカップルに助成金2,000ドルを支援する。

NSW州政府は800万ドルを拠出して、州内のカップル1万2,000組を支援する。さらに、州立クリニックのIVF治療費や、癌などの治療中における卵子や精子の保存治療の費用を引き下げる。2,000ドルの助成金に加え、専門医による診断や検査に対するメディケアの払い戻しもこれまで通り適用される。

治療の回数に関わらず、1組につき助成金は1回限りで、同性のカップルも利用できる。対象は、2022年10月1日以降に登録されたクリニックで治療を受け、自己負担が発生したNSW州民。

カップルのおよそ16パーセントが不妊問題を抱えており、経済的負担は大きい。モナシュIVFクリニックによると、1回のIVFサイクルの費用は9,372ドルから1万112ドル。さらに、卵細胞内に精子を注入するICSIは1万1,217ドルだ。カトリーナ・ローワン医師は「クリニックや治療内容によって費用は大きく異なるが、確実に支援となる」「民間のクリニックのみで受けられる複雑なIVF治療やサービスを受ける人も増える可能性がある」と話した。

ソース: news.com.au – NSW reveals $80m program to help fund IVF for women, couples

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