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輸送中のカプセル紛失 放射線被曝の恐れ WA

【WA 28日】   WA州の1000キロに及ぶパースとニューマンを結ぶ道路のどこかで、輸送中の小さなカプセルが紛失したことが明らかになり、放射線被曝の可能性があるとして、保健当局は情報提供を呼びかけている。

 

この銀色のカプセルは、10セント硬貨に収まるサイズで、直径6ミリ、高さ8ミリの小さな丸い形のもの。採掘作業用のゲージに使われているもので、1月初めに、ピルバラ北部の鉱山の町ニューマンからパースの東部郊外に輸送中に外れてしまったという。

 

アンドリュー・ロバートソン保健局長は、「小さなサイズにもかかわらず、このカプセルは1時間に10回近い放射線を浴びるほどの強力なもの。1年間に普段の外出で受ける自然放射線の量に相当するほどのかなり高い放射線量が含まれている」とし、警鐘を鳴らしている。また、長期間の被曝により、がんなどのさらに深刻な健康状態となる可能性があるとして、カプセルを発見しても拾い上げないように注意している。

 

カプセルは、パースとニューマンを結ぶグレート・ノーザン・ハイウェイの道路脇に落ちている可能性が高いと見られているが、1月10日以降そのルートを走行したドライバーに対して、カプセルが車のタイヤに詰まっている可能性があるとして、タイヤのチェックをするように呼びかけている。カプセルらしきものを発見した場合は、少なくとも5メートルの距離をとり、拾ったり、車に乗せたりせずに、直ちに13 DFES (13 33 37)へ連絡を。

 

ソース: news.com.au – Radiation fears as tiny capsule lost on road between Perth and Newman

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