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子どもの予防接種率が低下 新型コロナ背景か

【ACT17日】  オーストラリアでは、全国予防接種プログラムに定められた水準で予防接種を完了している子どもの割合が、2020年をピークに低下していることが分かった。医師の一人は、医療や予防接種に対する不信感が背景との見方を示している。

公衆衛生サービスのQLD州ゴールドコースト・パブリック・ヘルスのアレキサンダー医師によると、子どもの予防接種率は過去2年間で低下しており、これはオーストラリア国内だけでなく国際的にも同じ傾向がみられるとしている。

アレキサンダー医師は、保護者が子どもに予防接種を受けさせない理由は数多くあるとする一方、「新型コロナの後、人々の間にワクチンに対する抵抗感や疲れがあるのかもしれない」と述べ、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる影響は否めないとの見解を示した。

一方、グリフィス大学のナイジェル・マクミラン教授は、1990年代にMMRワクチンに関する誤った研究報告が発表された後、英国などで子どもの接種率が80%以下まで落ち込み、多くの子どもが予防可能な病気に感染したことを指摘。ワクチン接種率の低下とワクチンに関する誤った情報は危険な組み合わせだと懸念を示した。

 

ソース:abc.net.au-Vaccine misinformation, reduced confidence in doctors cause drop in childhood immunisation rates

 

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