生活

生活費高騰 低所得者に最も影響

【ACT12日】   貧困に関する新たな報告から、収入の少ない人は効率的な買い物ができないため、さらに出費が多くなるとわかった。生活必需品を買うために“負債のスパイラル“に陥る人もいる。

慈善団体アングリケア・オーストラリアが発表した報告によると、収入の少ない人はまとめ買いや年払いなど一般的に節約とされる支払い用の資金がなく、さらなる出費となる。また、裕福でない人は自宅から職場が遠いため、移動費も大きくなる。貯蓄も少なく、高金利の口座も保有できない。

報告から、収入の少ない人の光熱費は20パーセント増し、食料品は93パーセント増し、携帯電話のデータは142パーセント増しとわかった。アングリケアのケイシー・チャンバーズ事務局長は「同じ内容のサービスに1.5倍支払うこともあり、さらに遅れをとる」と話す。

同氏は「低所得者が国内生活費の危機を作ったわけではない。福利厚生の受給額を引き上げ、最低賃金を生活可能な賃金とし、必要な人が購入できる安価な保険や光熱費プランが必要だ」と訴える。

ソース:news.com.au – “Costs more to be poor”: Aussies worst hit by living crisis revealed

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