【ACT5日】 オーストラリアでは冬本番を前に、2026年のインフルエンザ感染者数が昨年同時期を下回っていることが報告された。しかし、公衆衛生の専門家は安心するには早いとして、引き続きワクチン接種を呼びかけている。
昨年の豪州では、インフルエンザの流行が記録的な規模となり、関連死者数は今世紀最多を記録した。2025年には約1,700人がインフルエンザに関連して死亡し、新型コロナウイルスを上回る呼吸器疾患の主要な死因となった。こうした背景から、今年は医療機関や研究者が冬季の感染状況を注視している。
2026年は現時点でインフルエンザや新型コロナ、RSV(呼吸器合胞体ウイルス)の感染者数が昨年より少ないものの、流行のピークを迎えるのはこれからとみられている。専門家は、感染者数が低水準だからといって流行が起こらないわけではなく、冬季に急増する可能性があると指摘している。
一方で懸念されているのがワクチン接種率の低下だ。昨年は子どもや現役世代を中心に接種率が低迷し、重症化や入院の増加につながったとみられている。今年のワクチンは現在流行が予想される株に合わせて更新されており、専門家は重症化予防のためにも早めの接種を推奨している。
豪州のインフルエンザシーズンは通常6〜9月頃にかけて続くため、今後数か月間の感染動向が注目される。
ソース:abc.net.au – Flu numbers down ahead of winter season, but experts warn against complacency