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NSW最大の風力発電所建設 州政府が許可

【NSW22日】  NSW州政府はこのほど、州内で最大規模となる風力発電所の建設計画、「ヤンコ・デルタ・プロジェクト(Yanco Delta Project)」を承認した。リヴェリナ地方のジェリルデリー近郊に建設される同発電所は、風力タービン208基が建設される予定で、発電容量は1,500メガワットとなっている。

風力タービン1基の高さは最大270メートルで、年間70万世帯に電力供給を行うことが可能だ。NSW州のスカリー計画担当大臣は、この風力発電所は州内で消費されるエネルギー供給を確保し、温室効果ガスの排出量を正味ゼロとする「ネットゼロ」の目標達成に不可欠だと述べた。

さらにスカリー大臣は、「今後10年間でNSW州にある4基の石炭火力発電所のうち、3基が引退すると予想されている」とし、「約7,400メガワットの電力とエネルギー発電を置き換えることが重要だ」と述べた。建設は2024年に開始され、完工まで最大36時間かかると予想されている。

一方、建設予定地のあるマランビジー(Murrumbidgee)市のマクレー市長は、「競馬場のスタンドに立って北西を見るとタービンが見えることについて不安に思う人がいる」と指摘。また、一部の住民からは建設予定地が絶滅の危機に瀕しているブレインズ・ワンダラーバードの生息区域であると懸念する声も上がっていると述べた。

スカリー氏は、州政府はプロジェクトによる影響を可能な限り解決するよう努力していると説明。これには道路のアップグレードや補修工事、管理計画や様々な緩和措置の実施も含まれるとしている。

 

ソース:abc.net.au-NSW government approves 1,500-megawatt Yanco Delta wind farm near Jerilderie

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