【ACT21日】 国内大手不動産会社レイ・ホワイトのデータから、国内の優良郊外15都市における住宅単価の差が明らかになった。
国内の若い世代にとって、戸建て購入ではなくアパート購入を厭わなければ、優良郊外に住むことはまだ手の届く夢であることが最新データから明らかになった。国内の多くの一等地の住宅価格は、以前として天文学的な水準になっているが、多くの戸建てとアパートの価格差は大きく、初めて物件を購入する人にとってアパート購入は手頃な価格で見つかるという。
メルボルンのホーソン・サウスは、カフェ、レストラン、歴史的建造物、雰囲気のいい公園スペースが点在し、住宅価格の中央値は248万ドルだが、アパート価格は56万368ドルと192万ドルもの開きがある。またシドニーでは、シドニー・マーケットとバイセンテニアル・パークに隣接するホームブッシュは、住宅価格は224万ドルだが、アパート価格は67万7,393ドルで156万ドルの差額となっている。ブリスベンのリバーサイドにあるハミルトンは、戸建ては226万ドル、アパートは71万7,358ドルで販売されている。
同社のチーフ・エコノミストであるネリダ・コニスビー氏は「一軒家が手の届かない存在になりつつある中、アパートは20代から30代の人たちにより快適な郊外に住むチャンスを提供している」とし、国内の住宅価格危機を解決するにはアパートへのシフトを進める必要があると付け加えた。
他州では、アデレードのウォーカーヴィルでは、一軒家は160万ドルだが、アパートは60万4,328ドルで、100万ドル近い節約になっているほか、パースのビーチサイド、モスマン・パークでは、一戸建てが251万ドル、戸建てが55万1561ドルと200万ドル近い差がある。
一方で、QLD州のゴールドコーストは、他都市に比べて戸建て価格とアパート価格の差額が少ないことがデータから明らかになっており、サウスポートでは、一戸建ては105万ドル、アパートは63万7051ドルで41万669ドルの差額だった。
ソース:news.com.au – Ray White data reveals house-unit price difference in 15 blue chip suburbs