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豪からの夏の欧州旅行 中東情勢で慎重気味に

【ACT28 日】   最近の中東危機を受け、ヨーロッパの夏を満喫しようと旅行計画をしている人たちは再考している状態であることが明らかになった。

冬が近づくオーストラリアから逃れようと、何百万人ものオーストラリア人たちは海外へ向かっている。オーストラリア統計局によると、オーストラリア人の旅行はコロナ流行以前のレベルを超えて急増しており、2023年6月から8月の間に250万人以上が海外へ脱出している。

ヨーロッパへ向かう旅行者の多くは、ドバイ、ドーハ、アブダビといった中東の都市に立ち寄って観光する計画を立てているが、この地域に立ち寄るのが安全かどうかを再考している状態だという。

イランが、23日の夜にカタールにあるアルウデイド米空軍基地を攻撃したことを受け、カタールでは航空交通が閉鎖され、ヨーロッパとオーストラリアを往復する飛行機は進路を変える必要があった。シドニー発ドーハ行きのカタール航空2便は、オマーンとインドに迂回し、パース発ロンドン行きの1便はシンガポールへ、パース発フランス行きの1便はパースへ引き返した。また、シンガポール航空もシンガポール発ドバイ行きの4便をキャンセルしている。

国内大手旅行会社のフライトセンターのCEOであるグラハム・ターナー氏によると、コールセンターに、ヨーロッパ行きを中東経由ではなくアジア経由に変更したいという旅行者からの問い合わせが殺到したという。ターナー氏によるとカタール航空の一部の便はこの1週間欠航となったが、来月1日には運航を再開し、3日には通常の運航に戻る見込みだとし「イスラエルとイランの間でこれ以上情勢が悪化しないことが誰もが望んでいること。平和が早く訪れることを祈っている」と語った。

 

ソース:news.com.au – Aussies rethink their European summer following recent conflict in the Middle East

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