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ウェブジェット 誤解招く航空運賃で罰金

【ACT28日】   連邦裁判所は28日、オンライン旅行会社大手のウェブジェットに対し、航空運賃の広告で消費者を惑わすなどしたとして罰金900万ドルの支払いを命じた。

ウェブジェットは2018年から2023年にかけて、ウェブサイトやプロモーションメール、ソーシャルメディアで手数料を除いた航空運賃を広告に出したと認めた。さらに2019年から2024年にかけて顧客118人に対し、偽りまたは誤解を招く予約確認を行った。航空便が確約できていない予約に対し、予約が確認できたとして最大2,120ドルを支払って予約を完了するよう仕向けた。同社はその後、顧客らに返金した。

消費者から苦情を受けてオーストラリア消費者委員会(ACCC)が調査したところ、広告で「18ドルから」と出された航空運賃は手数料を加えた後およそ3倍に上昇した。ウェブジェットの料金には「サービス料金」「予約時の価格保証料金」が含まれ、予約1件につき34ドル90セントから54ドル90セント追加でかかる。同社ウェブサイトやアプリ、メールには追加料金に関する説明があったが、ソーシャルメディアではなかった。ACCCのカス=ゴットリーブ会長は「誤解を招く価格で消費者を誘惑するとは、国内の消費者法に深刻に違反する」と述べた。

また、調査対象の2018年末から2023年末にかけて、同社の追加料金が総収入の36パーセントを占めたと確認された。

ソース:news.com.au- Webjet cops $9m over “false or misleading” airfare ads

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