【ACT5日】 連邦政府は5日、海軍の新型フリゲート艦に日本の「もがみ型」を導入すると発表した。インド・太平洋地域での緊迫が高まる中、過去最短時間で導入される見通しだ。日本はオーストラリアの新型艦開発で、ドイツの造船企業ティッセンクルップ・マリン・システムズ(TKMS)と競っていた。
第二次世界大戦以降使用されていたアンザック型に代わり、三菱重工業が新型艦11隻を提供する。初期費用は100憶ドルで、第1隻は2029年までに、3隻目は2034年までに建設される。残る8隻はWA州ヘンダーソンで建造され、1万の雇用を支える。
新型艦は防空ミサイル128弾を発射可能。さらに世界最新の防衛用ミサイルとされるSM-2およびSM-6も発射可能だ。政府はより多くのSM-2およびSM-6ミサイル獲得に数十億ドル投じた。射程距離も現在の275キロメートルから2,500キロメートルに10倍近く増える。運航に必要な人員も、TKMSの120人より少ない90人で済む。
マールズ副首相とコンロイ防衛産業相は「費用・能力・受け渡し時期から、日本のもがみ型を選んだ」と述べた。
ソース:news.com.au – Australia to get new warships at record speed amid Indo-Pacific tensions