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「水洗トイレに流さないで」 詰まりやすい原因No1は?

【NSW8日】   毎年、多くのオージーがトイレに流してしまっている異物により、下水システムが詰まり、数百万ドルもの修理費用がかかっているという。

NSW州の公益事業者Sydney Water社によると、サービス区域内の下水詰まりの75パーセントが流せないウェットティッシュによるものだと報告しており、同州だけでも下水詰まりの修理のために年間2,700万ドルもの費用を費やしているという。

同社の環境担当マネージャーであるベン・アームストロング氏は「人々が依然として、イヤホン、デンタルフロス、髪の毛はトイレに流しても大丈夫だと考えている」と語った。また、多くのウェットティッシュ製品は、流せる製品基準を満たしておらず「トイレに流すと大問題になる」と説明している。

同氏はまた、トイレに流せる基準に適合するには、6 つの厳格なテストをパスし、パッケージに「AS/NZS 5328:2022 に適合」という特定のロゴまたは注記が記載されているが「水洗可能なウェットティッシュでも、パイプの末端で除去する必要である物質で変わりはない」と警鐘を鳴らしている。このため、水洗可能かどうかに関わらず、ウェットティッシュは流さないことが最善だとしている。

詰まりの一般的な兆候としては、流し台、浴槽、トイレの排水が遅い、トイレの水が流れない、トイレが溢れる、排水管やトイレからゴボゴボという音がする、屋外の蛇口付近で排水が溢れている、などが挙げられる。同氏は「下水管の詰まりを予防するために3つのP以外のものはトイレに流さないで」と国民に呼びかけている。3つのPとはPee(おしっこ)、Poop(うんち)、そしてPaper(トイレットペーバー)を指す。

 

ソース:news.com.au – The costly truth behind what Aussies are flushing down their toilets

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