【NSW13日】 NSW州西部のダボ(Dubbo)で、ごみ収集車が回収した埋め込み型バッテリーが発火し、収集車が炎上する事件が発生した。これにより、住宅街に15トンのごみが道路上に一時的に取り残された。消防当局は、家庭用ごみにバッテリーを捨てる危険性について、あらためて注意を喚起している。
事件は、収集車の圧縮装置でバッテリーを含むデバイスがごみ箱から収集され、押しつぶされた直後に発火したとみられている。
ダボ地域評議会の廃棄物管理責任者のロブ氏によると、収集から発火までわずか8秒の出来事だったことが分かっており、ロブ氏は「運転手の迅速な判断により、ごみを路上へ投棄し、被害を最小限に抑えることができた」と話した。現場には消防車2台、警察車両2台がかけつけた。
バッテリーが発火したことで火災につながるケースは急増しており、特にスマートウォッチ、旧型ipod、電子たばこ、電子スクーターなど電源が取り外せないはめ込み型のバッテリーが搭載されている電子機器で多く発生している。
また、リチウムイオンなどは圧力や破損により、発火や過熱を引き起こす可能性があり、可燃ごみを満載した収集車の中では、数秒で火災につながる危険性がある。
国内の廃棄物・リサイクル業界団体による調査では、2024年にNSW州内の施設で1,600件以上のバッテリー関連の火災や過熱事故が発生している。ロブ氏によると、ダボ市は手軽で安全にバッテリーが処分できるよう、回収拠点の拡充を計画しているという。
バッテリーを捨てる際は家庭ごみに入れず、市役所や図書館などに設置された回収ボックスに持ち込むか、電動スクーターなどの大型バッテリーは廃棄物リサイクル施設、電池販売店やオフィスワークスのような一部の民間業者で回収している。
ソース:abc.net.au-Battery in bin causes fire, leads to 15 tonnes of rubbish dumped in Dubbo street
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