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インドネシアからの帰国者が麻疹感染 NSW

【NSW20日】   インドネシアから帰国した旅行者が感染力のある状態で複数の場所を訪れたことを受け、シドニーで麻疹の注意喚起が発令された。

NSW州保健局によると、旅行者は感染期間中にシドニー各地を訪れており、火曜日にはマッコーリー・ショッピングセンター内のウマヤ・レストラン(午前11時30分~午後1時15分)に立ち寄っていた。また、9月12日のパース発シドニー行きバージン・オーストラリアVA572便、同日シドニー国内線ターミナル、さらにシドニー発ゴールドコースト行きVA505便に搭乗した人も注意が呼びかけられている。

麻疹はワクチンで予防可能な病気で、感染者の咳やくしゃみによって空気中に拡散する。注意すべき症状は、発熱、目の痛み、咳で、その後3~4日で頭部や首から体全体に広がる赤い斑点状の発疹が出ることが多い。当局の公衆衛生局長マイケル・スレーター博士は、「曝露後、症状が現れるまで最大18日かかる場合があるため、これらの場所を訪れた人は10月4日まで症状に注意してほしい」と述べた。

症状が出た場合は、麻疹の可能性がある旨を医師や救急外来に連絡し、待合室での他の患者との接触を避けるよう指導されている。また、麻疹は感染力が非常に強いため、全員が予防接種で保護されているか確認する必要がある。特に海外渡航前の接種が重要で、現在世界各地で麻疹の流行が報告されている。

麻疹・おたふくかぜ・風疹(MMR)ワクチンは安全で効果的であり、12か月および18か月の子どもには無料で接種される。12か月未満の子どもでも、海外渡航時には6か月からMMRワクチンを接種できる。接種については医師に相談すること。

曝露場所の詳細は、health.nsw.gov.au/measleslocations で確認可能。

ソース:news.com.au – Measles alert for Sydney after returned traveller from Indonesia tests positive

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