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WA、麻疹流行で緊急警報 今年47件確認

【WA9日】   WA州で麻疹の流行が広がっており、今年これまでに47件が確認された。ワクチン未接種の子どもや妊婦が特にリスクが高いとして、州当局は緊急の健康警告を発した。

WA州保健当局は水曜日、ピルバラ地域での流行で8件の新たな感染が確認されたとして、麻疹の潜在的な危険性について注意を呼びかけた。麻疹は非常に感染力が強く、空気中の飛沫を通じて広がると、感染症管理局のポール・アームストロング所長は警告している。

空気中の飛沫は、感染者が部屋を出た後30分経っても、そこに入室した人に感染する可能性がある。指定された日時に曝露場所を訪れ、まだ麻疹に免疫がない人は、訪問後7日から18日の間、症状に注意するよう勧められている。WA州保健当局は、サウス・ヘッドランド、カラサ、ポート・ヘッドランド、レッドバンクの複数の曝露場所を特定している。

麻疹のワクチンを2回接種済み、または1966年以前に生まれた人は免疫があるとみなされるが、未接種者は死に至る可能性も含む重篤な健康合併症のリスクがある。この病気は特に子ども、妊婦、免疫力が低下している人に危険である。症状は発熱、倦怠感、鼻水、咳、充血した目、そして3〜4日後に出る赤い斑点状の発疹などがある。

アームストロング所長は、ピルバラの曝露場所における現在の麻疹感染リスクはないと説明している。

世界各地で麻疹感染が急増しており、オーストラリアの他州でも症例が報告されている。先週、シドニーのノーザン・ビーチでは、感染者がディー・ワイやマンリーの複数の場所を訪れたことから警報が出された。また9月中旬、VIC州保健は、ヨーロッパやバリから帰国した旅行者に麻疹の感染が確認されたと発表した。

VIC州保健当局のキャロライン・マクエルネイ首席保健官は、「海外から帰国した旅行者により麻疹が持ち込まれるリスクは依然として存在する」と述べた。東南アジアでは現在、タイ、マレーシア、ベトナム、インドネシアでいくつかの流行があり、QLD州とWA州でもバリから帰国した旅行者に麻疹症例が報告されている。

ソース:news.com.au – WA Health issues urgent warning measles outbreak alert after 47 cases detected

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