【ACT4日】 オーストラリアの夜空で、毎年恒例のしし座流星群が11月を通して観測できる。地球がテンペル・タットル彗星の残した塵の帯を通過することで、美しい流星が夜空を流れる。
流星群は11月初旬から出現を始め、11月17日から18日未明にかけてが最も見頃とされている。観測は来月初めまで続く見込みだ。
天文情報サイト「EarthSky」によると、流星は真夜中ごろに現れ始め、夜明け前に最も高く上る。月明かりのない暗い空であれば、1時間あたり最大15個の流星を確認できる可能性があるという。同サイトは、「しし座流星群は過去に“生きている記憶の中で最も壮大な流星嵐”を生み出した」と紹介。特に1966年11月17日未明には、1分間に数千個もの流星が降り注ぎ、まるで流星の雨のようだったという。
しし座を生み出すテンペル・タットル彗星は、太陽の周りを約33年周期で公転している。観測には特別な機材は不要。専門家は、「街の明かりから離れた暗い場所を探し、20分ほど目を暗さに慣らしてから空を見上げるのが理想的。放射点が地平線から高く昇るほど、多くの流星を見ることができる」とアドバイスしている。
ソース:news.com.au – Aussies treated to month long meteor shower as Leonids light up night sky