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アン王女、通信隊100周年を記念

【ACT9日】   オーストラリア訪問2日目を迎えたアン王女が、オーストラリアの戦没者に敬意を表するためハイドパーク兵舎で献花を行い、軍の重要部隊による「目立たぬながらも極めて重要な働き」を称賛した。

王女は、リメンブランス・デー(戦没者追悼記念日)の式典で花輪を捧げ、オーストラリア軍の献身を讃えた。今回の訪問は、彼女が1977年から務める「オーストラリア通信隊」の総監としての役割によるもので、今後シドニー、メルボルン、ブリスベンでの軍関連行事にも出席する予定だ。

オーストラリア通信隊は、通信・電子戦・サイバー分野の専門技術を通じて軍事作戦を支える部隊である。王女はシドニーのビクトリア兵舎で約900人の関係者を前に、「100年にわたる奉仕と革新、献身は誇るべき節目。総監としてこの記念すべき場を共にできることを光栄に思う」と述べた。さらに「第一次世界大戦の塹壕から現代の海外任務に至るまで、信号隊(現通信隊)は通信と連携を支え続けてきた。そのモットー“迅速かつ確実に(Certa Cito)”が示す通り、その専門性と信頼性はオーストラリアの安全保障に不可欠だ」と語った。

また、現役・退役隊員の家族に対しても、「献身的な活動を支える存在として、特別な敬意を表したい」と謝意を示した。

この日、王女はハイドパーク内のアンザック記念館も訪れ、追悼の朗読を行った後、花輪を献げた。一方で、アン王女の来豪は、英王室が厳しい注目を浴びる中で行われた。兄であるチャールズ国王は最近、弟のアンドリュー・マウントバッテン=ウィンザーの称号と名誉を剥奪。バッキンガム宮殿は先週、「彼は今後“王子”の称号を使用せず、ロイヤル・ロッジを退去する」と発表した。

ソース:news.com.au – Princess Anne lays wreath at Hyde Park Barracks, marks Royal Australian Signal Corps centenary

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