【ACT20日】 エントリーレベルの仕事が過去10年で最も速いペースで減少しており、複数のオーストラリア人グループがこれまで以上に脆弱な状況に置かれている。
新しい全国報告書が、最も脆弱な求職者が労働市場から締め出されつつあることを明らかにしたことを受け、労働党には対策が求められている。
アンリケア・オーストラリアが20日に発表した「Jobs Availability Snapshot 2025」は、高齢者、障害を持つ人、正式な学歴を持たない人々が、もはや存在しない職を巡って競争を強いられているという厳しい現実を描いている。この年次分析は、最近の経験や訓練がない人に対して実際に開かれている職の数を追跡している。
今年の調査では、前例のないミスマッチが明らかになり、JobSeekerで職を探す39人につき1件のエントリーレベル職しか存在せず、そのうち25人は就労に大きな障壁を抱えており、報告書史上最も高い比率となった。
脆弱なコミュニティが取り残されないようにするため、アンリケア・オーストラリアの事務局長のカシー・チェンバース氏は、連邦政府に対して意味のある改革を実現する勇気が必要だと述べた。チェンバース氏によれば、この年次報告書の結果は、特に雇用サービスモデルが依存する人々を根本的に失敗させていることを示しているという。求職者に最も必要とされる現実的な機会が十分に生み出されておらず、エントリーレベルの職は全求人のわずか11%に過ぎず、過去10年で最低水準になっていると指摘した。
チェンバース氏によれば、毎年見落とされる多くの求職者は働く意欲が十分にある人々だが、彼らに適した業界や職種は急速に縮小している。「高齢者、障害を持つ人、または学校を卒業していない人々は実際にできる仕事を探しているが、その仕事は消えつつある」彼らの努力にもかかわらず、状況が非常に不利であるため、多くが置き去りにされると述べた。
チェンバース氏は、オーストラリアの雇用サービスモデルは求職者を罰する一方で、民間の提供者に利益をもたらし、納税者資金が結果よりも遵守に重点を置いたシステムに投じられていると批判した。「その間、人々は終わりのない面談や意味のない活動に縛られ、存在しない仕事のために競争させられている。彼らに必要なのは、公平な機会と努力を助けるシステムだ。人々は現実的な機会と公正な収入が与えられれば、それを最大限に活用する」
このアプローチは20年以上続いており、その間に長期失業は悪化する一方だと指摘した。また、政府に対してセンターリンクの給付を引き上げるよう促し、適切な仕事がほとんど存在しない中で人々を貧困に追い込むべきではないと述べた。
ソース:new.com.au – Anglicare report reveals Australia’s entry-level job crisis as 39 job seekers compete for every vacancy