【QLD14日】 オーストラリア北部でモンスーンによる激しい雨が続き、国内では観測史上でも有数の雨量となる3月になる可能性が高まっている。複数の州で危険な洪水が発生している。
北部と西部を中心にモンスーンによる悪天候が「二度にわたって襲う」形で続いており、オーストラリアは史上でも特に雨量の多い3月となる見込みだ。
先週はQLD州とトップエンドが記録的な豪雨に見舞われたが、現在はNT準州とキンバリーの境界付近に停滞する危険な熱帯低気圧へと警戒の焦点が移っている。
ナサの衛星画像では、洪水が到達したことでQLD州のチャンネル・カントリーの景観が大きく変化している様子が確認された。洪水はジョージナ川やダイアマンティナ川沿いに広がっている。
3月初め以降、QLD州とNT準州の多くの河川で、大規模洪水の警戒水位を超える状況が続いている。最近の洪水で大きな被害を受けたキャサリンでは、気象局の上級気象予報士アンガス・ハインズ氏によると、「水位は徐々に下がる見込み」だという。ただし、今後数日間はにわか雨が予想されているものの、「洪水を引き起こしたほどの雨量にはならない」としている。
デイリー川の西側では現在、「記録的な大規模洪水」が発生しており、住民の避難が進められている。水位が下がるまでにはさらに数日かかる見込みだ。一方、東海岸で中規模から深刻な洪水が発生していた河川では、水位が徐々に落ち着き始めている。
その一例が、バーネット川で、バンダバーグを流れるこの川では、2010年の壊滅的洪水に近い水位まで上昇した。キャサリンではここ数十年で最悪の洪水が発生し、3月6日には川の水位が重大洪水水準の17.5mを超えた。週末には水位が2006年以来となる19メートルに達し、1998年の大洪水を思い起こさせる状況となった。
この急激な増水を受け、大規模な緊急対応が行われており、NT緊急サービス)とセキュアNTが高い警戒態勢を維持している。セキュアNTの報道担当者は「状況は変化し続けているため、地域住民は警戒を続け、備えを怠らないようにしてほしい」と呼びかけた。
NT準州政府によると、土曜朝の時点で川の水位は12.75mまで下がったものの、依然として「厳重に監視されている」という。最新の発表では、キャサリンの避難所には現在も85人が避難している。先週の8日から10日にかけて、QLD州の一部地域では3日間の降雨量が観測史上最多を記録した。こうした異常気象は死者も出している。
ソース:news.com.au – Relentless monsoon batters northern Australia with record-breaking March rainfall