【ACT23日】 マイクロソフトは、オーストラリアにおける過去最大規模となる250億豪ドルの投資を発表し、同国の主要なサイバーセキュリティパートナーとしての地位を確立した。
同社は声明で、2030年までにスーパーコンピューティングおよび人工知能(AI)分野の強化に250億豪ドルを投じるとし、これは同国史上最大の投資となる見込みだと述べた。
この投資は、同社のマイクロソフト・アジュールのAIスーパーコンピューティングおよびクラウド基盤の拡張に充てられるほか、AI安全研究機関との連携にも活用される。また、この取り組みにより、政府機関をサイバー脅威から守るため、オーストラリアの国家安全保障機関との協力関係も強化されるという。
発表に際し、アンソニー・アルバニージー首相は、政府の国家AI戦略について「この革新的な技術による経済的機会を最大限に活用しつつ、国民をリスクから守ることを目的としている」と強調した。「マイクロソフトの長期的な投資は、この計画の実現を後押しし、サイバー防衛の強化とオーストラリアの労働者や企業に新たな機会をもたらすだろう」と述べた。
同社の会長兼CEOであるサティア・ナデラ氏は、「オーストラリアにはAIを実際の経済成長や社会的利益に結びつける大きなチャンスがある」と語った。「そのため、当社は過去最大の投資として250億豪ドルを投じ、AIとクラウドの能力拡大、サイバーセキュリティの強化、そしてデジタルスキルの普及を進める」としている。
また、「マイクロソフト・オーストラリア信号局サイバー・シールド(MACS)」は、マイクロソフトの世界的な脅威インテリジェンスとオーストラリア信号局(ASD)の地域専門知識を組み合わせることで、同国のサイバー防衛を強化するための高度な安全保障パートナーシップとなっている。今回の投資により、MACSの対象は他の連邦政府機関にも拡大される見込みだ。
ソース:news.com.au – Microsoft nabs national security deal with $25bn AI pledge