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アッパー・ラックラン、燃料不足で庭ゴミ回収を停止へ

【NSW23日】   NSW州の地方自治体が、燃料供給を確保するため、約9000人の住民を対象にごみ収集サービスの一部を停止するという異例の措置を決定した。

NSW州のアッパー・ラックラン・シャイアでは、燃料供給の不確実性が続く中、節約策として家庭からのグリーンビン(庭ゴミ用ゴミ箱)の回収を停止する。燃料危機の深刻化に対応する自治体の動きとしては州内初のケースで、この措置は4月27日から実施される。この地域に住む約9000人の住民は今後、グリーンビンのゴミを自治体内に点在する6カ所の廃棄物処理施設へ自ら持ち込む必要がある。対象地域はシドニー都市圏の約3分の2弱の広さに及ぶ。

この決定は先週、ポール・カルハン市長の決定票により可決された僅差の採決を経て承認された。市議会の広報担当者は、この措置が「重要な公共サービスのための燃料を確保する」ことにつながると説明している。「この決定は、燃料供給の不確実性に対応する事業継続対策の一環として行われた」と述べた。

カルハン市長は、この決定は「軽々しく下されたものではない」とし、「燃料備蓄を守り、地域社会に不可欠なサービスを途切れさせないために必要な措置だ」と強調した。この措置は定期的に見直され、燃料供給が安定すればサービスは再開される予定だ。また期間中は、家庭ゴミのグリーン廃棄物について、すべての中継施設で処理手数料が免除される。住民には、芝刈りくずや剪定枝、落ち葉などをこれらの施設に持ち込むよう呼びかけている。

この決定は4月16日の市議会で活発な議論を呼び、スーザン・レイノルズ市議は、サービス停止にもかかわらず住民の税負担が軽減されない点に疑問を呈した。これに対し、環境・計画委員会の担当者は、グリーンビン導入時に追加料金は設定されていなかったため、サービス停止による減額はないと説明した。

テリー・ヤルーリス市議は、この提案に「根本的に納得できない」と述べた。「グリーンビンに入っていたゴミの多くが一般ゴミに流れ込み、別の問題を引き起こすだろう」と指摘し、「一度提供したサービスを取り上げるのは非常に難しい。回収頻度の削減の方が良い選択だったのではないか」と語った。

ピアース市議も同様の懸念を示し、「燃料の状況だけを理由にサービスを停止することで、市議会が住民よりも状況を理解していると考えているという印象を与え、場合によってはパニック買いの引き金になる可能性もある」と警告した。副市長のロブ・キャメロン氏は、「単一の案としてサービス停止を提示するのではなく、複数の選択肢を示すべきだった」と述べた。

ソース:news.com.au – Upper Lachlan Council votes to stop collecting green bins amid fuel shortages

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