【ACT29日】 オーストラリアで、保育施設を運営する企業が全国で40か所の施設を閉鎖すると発表し、多くの保護者に衝撃が広がっている。
G8エデュケーションは昨年、職員の一人が児童虐待関連の罪で起訴された問題に揺れており、その影響が続く中で今回の決定が明らかになった。同社は約8800人の従業員を抱え、約395の保育・幼児教育施設でおよそ3万6000人の子どもが在籍している。「ヘッドスタート」「ジェリービーンズ」「クール・キッズ」「キンディ・パッチ・キッズ」などのブランドで運営している。
今回の発表は、29日の年次株主総会を前に行われた。閉鎖はVIC州とWA州でそれぞれ12施設、ニューサウスウェールズ州、QLD州、SA州でも実施される。
この背景には、昨年起きた重大事件がある。ジョシュア・デール・ブラウンは、2歳未満の子ども8人に対する70件以上の性的犯罪で起訴されており、2022年4月から2023年1月の間に、G8の施設5か所と他の施設3か所で犯行があったとされている。
同社CEOのペジュマン・オコヴァット氏は、生活費の高騰が家庭の意思決定に影響を与えていることに加え、「全国的に報告された重大事件により、規制当局の監視が強まり、安全性への関心が一層高まった」と説明した。「これらの出来事は、オーストラリア全体で保護者の信頼に影響を与えた。現在は関係する家族や職員の支援に注力している」とした。
また、「子どもの安全と福祉が最優先であり、安全を損なう行為には一切の容認はない」と強調した。同社は7月に全施設へ監視カメラ(CCTV)を導入している。なお、今回の措置についてG8は「閉鎖」ではなく「一時停止」と説明しており、今後はリース契約の返上や売却など、長期的な対応を検討するとしている。
ソース:news.com.au – ‘Trust’: Shock closure of 40 childcare centres across Australia