【WA4日】 WA州警は、緊急通報「トリプルゼロ(000)」に寄せられた“ばかげた”内容の通報について明らかにし、本来必要な緊急対応に支障が出ていると警鐘を鳴らした。
警察によると、アヒルが道路を横断しているという通報や、テレビのリモコンをなくしたといった、緊急性のない内容が通報されており、本当に助けを必要とする人の命が危険にさらされる可能性があるという。WA州警のグレアム・バリー警視代行は、通報理由は「実にさまざま」だとしつつ、いくつかの事例を紹介した。
その一つが、休暇中の人からのパニック状態での通報で、オーブンにチキンを入れたまま外出してしまったため、警察に家へ行って火を止めてほしいというものだったという。「最後には、そのチキンは警察にあげてもいいと言っていた」と語った。また別のケースでは、ミルクパックが開けられず困っている女性から通報があり、「お茶を飲みたくて必死だったが、牛乳のパックが開けられなかった」という理由で助けを求めたという。
WA州では年間約40万件のトリプルゼロ通報があり、そのうち1日1件程度はこのような“あり得ない”内容だとされる。バリー警視代行は、「こうした通報は一見すると面白く聞こえるかもしれないが、重要な問題がある。本当に警察の助けが必要な人の命を危険にさらしているからだ」と強調した。
また、人々が緊急でないにもかかわらずトリプルゼロに電話する理由として、精神的な問題、誤操作(ポケットダイヤル)、早く対応してもらいたいという意図などがあると説明した。緊急でないと判断された通報は、非緊急用の番号(131 444)に転送されるが、その間にも緊急回線がふさがれてしまう。警察は24時間で約1万2000件の通報を受けており、トリプルゼロは本当に緊急の場合のみに使用すべきだと呼びかけている。
「重傷者がいる場合や緊急の医療支援が必要なとき、生命や財産が脅かされている場合、重大な事件や犯罪を目撃した場合に限って通報すべきだ。商品が冷めて届いたといった理由で電話するべきではない」と述べた。さらに、緊急でない通報は違法となる可能性があり、最大で懲役3年または7万5000豪ドルの罰金が科される可能性があるという。
厳格な手続きにより、すべての通報には対応が必要であり、誤発信であっても折り返し確認が行われる。「通報があれば、緊急でないと判断されるまではすべて緊急案件として扱う」と警察は説明している。
ソース:news.com.au – Opening milk cartons, forgotten chickens, lost remotes: WA Police reveal ‘absurd’ triple-0 calls made to emergency services