生活

豪で約10年ぶりにジフテリアによる死亡例

【NT15日】   オーストラリアで、ほぼ10年ぶりとなる致死性疾患による死亡が確認された。全国で160人以上に影響が広がる中、保健当局は対応に追われている。

公衆衛生当局は、危険な感染症であるジフテリアによる死亡が約10年ぶりに発生したと発表した。

中央オーストラリア・アボリジニ会議の公衆医療担当官ジョン・ボッファ氏はABCに対し、NT準州でこの細菌感染により1人が死亡したと明らかにした。ボッファ医師によると、死亡した人物はNTの遠隔地に住んでおり、ここ数週間のうちに亡くなったという。オーストラリア疾病対策センターのデータによれば、国内でのジフテリアによる死亡は2018年以来となる。

ジフテリアは急速に広がる可能性のある致命的な細菌感染症だが、近年はワクチン接種の普及により抑え込まれてきた。2018年の死亡例は、ワクチン未接種の成人が呼吸器型ジフテリアに感染したケースだったとされている。しかし最近、NT準州では1990年代以来初となる流行が報告されている。

ボッファ医師は、NT準州で最近、呼吸器型および皮膚型ジフテリアの症例が100件以上確認され、一部の患者は集中治療室への入院を必要としたと述べた。最新のデータでは、全国で161人がジフテリア陽性と確認されており、WA州、QLD州、SA州でも症例が報告されている。この感染症はかつてオーストラリアの子どもの主な死因の一つだったが、1940年代にワクチンが導入されて以降、まれな病気となった。

ボッファ医師はさらに次のように述べた。「すでに通常の一次医療の提供で手一杯の診療所もある。追加接種に3~4年もかける余裕はなく、迅速に実施する必要がある。これは命に関わる可能性のある病気で、人々は追加接種を受ける必要がある」

NT準州保健当局の報道官は、死亡がジフテリアによるものかどうかを確認するため、現在も検視結果を待っていると述べた。「2025年1月1日から2026年5月14日までに、ノーザンテリトリーでは145件のジフテリア症例が報告されている。内訳は呼吸器型42件、皮膚型104件。感染予防・保護・拡大抑制のために、ワクチン接種が最も重要な手段であることに変わりはない」と説明した。

ソース:news.com.au – Australia records first diphtheria fatality in almost a decade after person dies in the NT

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら