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豪州沖の島々で鳥インフル流行、アザラシとペンギンに被害

【ACT18日】   オーストラリアの島々で発生した致死性の鳥インフルエンザの流行により、数千頭のアザラシが壊滅的な被害を受けていることが明らかになった。

科学者らの調査により、南極圏に位置するオーストラリア領の2つの島で、1万3000頭以上のアザラシの子どもが死滅したことが確認された。調査によると、致死性のインフルエンザの流行によって、これら2島において1万3000頭を超えるアザラシの子どもが命を落とした。

被害が確認されたのは、亜南極の遠隔地に位置するオーストラリア領のハード島およびマクドナルド諸島で、ここ数カ月間、H5型の鳥インフルエンザが流行し、アザラシの個体群に壊滅的な影響を与えている。

オーストラリア南極プログラムの科学者らは、この致命的な流行による被害の評価を進めており、ゾウアザラシの個体群が深刻な打撃を受けていることを確認した。その結果、推定で1万3359頭のアザラシの子どもがこの病気で死亡したとみられている。総個体数が約1万7354頭と推定される中で、実に約80%が失われた計算となる。

報告書の筆頭著者であるジュリー・マッキネス氏は、この結果について、他の亜南極の島々で見られた傾向と同様に、ゾウアザラシが最も大きな打撃を受けていると指摘した。「ハード島およびマクドナルド諸島でのH5型鳥インフルエンザの観測は、オーストラリアの外部領域で初めて確認されたものであり、このウイルスが亜南極地域を東へと拡大し続けていることを示している」とマッキネス博士は述べた。

研究者らが最初に現地を訪れたのは10月で、その際にはハード島で数百頭の死んだ子どものアザラシが確認された。しかし1月に再訪した際には、さらに深刻な状況が広がっており、数千頭規模で死亡していることが判明した。研究チームは、このウイルスが昨年8月に島へ侵入したとみており、約1700km離れたクロゼ諸島から移動してきた野生動物によって持ち込まれた可能性が高いとしている。

この調査は複数の手法を用いて実施され、その中にはドローンによる空撮も含まれており、被害の全体像の把握に大きく貢献した。また、今回の流行はアザラシだけでなく、キングペンギンにも影響を及ぼしていることが確認された。キングペンギンも、数百羽規模で死亡したと推定されている。

共同筆頭著者のジャロッド・ホジソン氏は、「繁殖中のミナミゾウアザラシの死亡数を正確に把握するためには、ハード島の海岸線をドローンで調査することが不可欠だった」と説明した。さらに、「ドローン調査により、密集した繁殖コロニー内に点在するキングペンギンの死骸を確認することができたが、これは徒歩での調査では大きな攪乱を引き起こさずに観察することは不可能だった」と述べた。

2回にわたる調査では、合計120回のドローン飛行が実施され、1600km以上の範囲がカバーされた。

ソース:news.com.au -Thousands of seals wiped out by deadly bird flu outbreak on Australian islands

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