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H5型鳥インフル、本土で検出

【ACT21日】   致死性が高く感染力の強いH5型鳥インフルエンザがオーストラリア本土で確認され、専門家が対応体制の不備に警鐘を鳴らしている。

これまで本土では確認されていなかったこのウイルスは、WA州南西部で衰弱したブラウンスキュア(トウゾクカモメの一種)から検出された。世界的に数百万羽の鳥や、南極では数千頭のアザラシの子どもの死亡と関連している。

バードライフ・オーストラリアのCEO、ケイト・ミラー氏は、この発見について「極めて憂慮すべき事態」と指摘。地方レベルでは対応計画が整っていない地域も多いと懸念を示し、「オーストラリアの野生動物にとって極めて重要な局面」と強調した。

これまで同ウイルスの影響を受けていなかった国は、オーストラリアとニュージーランドのみだったが、今回の検出に加え、近隣で別の海鳥(オオフルマカモメ)からも疑い例が報告されている。こうした状況を受け、ミラー氏は現在の1,120万豪ドルの対策予算では不十分だとして、大幅な資金増額を求めている。

グリーンズのサラ・ハンソン=ヤング上院議員もこの呼びかけを支持し、「コロナ以来最大級の国内危機に直面する可能性がある」と警告。「タスマニアデビルやブラックスワン、アシカといった象徴的な種が絶滅の危機に追い込まれる可能性がある」とし、政府に対し早急な対応を求めた。

このウイルスは2月、パースの南西約4000kmに位置する遠隔地ハード島でも確認されており、11月にはミナミゾウアザラシからも検出されている。

オーストラリア政府の首席獣医官ベス・クックソン氏は、世界の他地域では長年にわたりウイルスが拡散し続けていると指摘。「現在、すべての事例を適切に調査するとともに、他にも感染した動物がいないかを確認するため、国民にも情報提供を呼びかけている」と述べた。さらに「野生の鳥類や哺乳類で感染が広がるのは、ほぼ避けられない」との見方を示した。

ソース:news.com.au – Experts warn Australian government to prepare, boost funding as H5 bird flu detected

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