【WA9日】 経営破綻した西オーストラリア州(WA)の乳製品ブランド「マンデラ・フーズ」と「マーガレット・リバー・デイリー・カンパニー」が、食品加工会社アーティザナル・マーケットによる買収で再建に向けて動き出した。両社は8月に清算手続きに入り、多額の債務を残していたが、今回の売却により、ヨーグルト製品の販売継続が見込まれる。
買収には、両ブランドの商標や資産に加え、パースとマーガレット・リバーにある製造施設が含まれる。買収額は公表されていない。アーティザナル・マーケットのケビン・ソルジョバンニ社長は、両ブランドにはWAの乳製品市場に価値をもたらす可能性があると述べた。同氏は乳製品・ジュースブランド「ハービー・フレッシュ」の創業者でもある。
今後、両ブランドのヨーグルトはマーガレット・リバー近郊のメトリカップにある施設で製造され、クリスマス前の生産開始を目指す。年間生産量は当初200万リットルを予定し、最大1,000万リットルまで拡大できる能力がある。一方、パース近郊マンディジョンの旧工場は、施設の老朽化を理由に稼働を停止する。
新オーナーは、まずWA州内の店頭で製品を復活させたうえで、アジア市場への輸出も目指す。州南部の酪農家からは買収を歓迎する声が上がる一方、原料乳の確保が課題として残る。酪農団体のイアン・ノークス会長は、乳の供給契約が既存企業に押さえられている状況を指摘し、新たな競争によって生産者への支払価格が改善することに期待を示した。
ソース:abc.net.au – Mundella yoghurt returns to shelves as deal revives collapsed WA dairy brands