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10歳の少女、家族の必死の格闘でワニの口から救助

パース 4日 - 西オーストラリア州のキンバリー地方でワニに噛み付かれた10歳の少女が14歳の兄と父親の必死の格闘の末救助された。シャンテル・バーンアップ(10)は父親と14歳の兄サイモンと一緒に、3日午後1時ごろキンバリーのセール川で泳いでいた時突然ワニに胴体を噛まれ、水面下へ引きづられ出した。父親はワニを摑まえ兄に助けを求め、14歳の少年はワニを殴って2人は格闘の末シャンテルをワニから取り戻した。
 
少女はヘリコプターでハート山の自然ロッジへ運ばれ医者の治療を受けた。ワニの攻撃による打撲傷、裂傷、刺し傷などを受けたが現在安定した状態だという。3人は3ヶ月に渡るケアンズまでのヨットの旅を始めて1週間たったばかりで、サメやワニが沢山いる海で泳ぐのを避けていた。
 
ワニ専門家のマルコム・ダグラス氏によると今回の事件は予想外のものではない。ワニは通常繁殖期に入ると攻撃的になる。「風向きが北西に変わり、湿度が上がってきた。気温は上昇し、ワニたちはホルモンの変化期に入り相手を探し始め、縄張りをより守るようになる。この時期ワニたちはとても、とても腹を空かせていて、とても、とても攻撃的になっている。」
 
先週の木曜日にはダーウィン在住の55歳男性が5メートルの塩水ワニにダーウィンの北東約150キロのワションヘッドで殺された。この5日前には37歳のイギリス人男性が同じくノーザンテリトリーでワニに殺されている。
 

連邦政府はノーザンテリトリー政府の年間25匹のワニの捕獲に賞金を懸けるといる提案に対しての決断を近々行う予定。

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