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米国、中国の軍事力拡大に懸念

キャンベラ - ライス米国国務長官は米国、オーストラリア、日本の3国における外相レベルでの安全保障会談初日である16日、米国の最近の中国の軍事力拡大に対する懸念を表明した。世界で最も力を持つ女性といわれるライス長官は、拡大する中国の影響力が今回の会合の中心課題だと、渡豪前に述べていた。

同長官は、「中国は軍事費を14%増加して軍事力を拡大しようとしている。米国はこの動きに大きな懸念を持っている。これが何の目的の為か、中国ははっきりさせるべきだ。中国が国際社会のルールに従った行動を取れば、この軍事力拡大は国際社会にとって良いものとなる可能性もある。」と語った。

米国はオーストラリアにとって最も緊密な関係にある連合国であり、オーストラリア最大の貿易相手国である中国に対する米国の懸念を緩和する為に、アレキサンダー・ダウナー豪外相は、この会合で難しい立場に立つことになる。

同会合は16日から3日間かけて行われる予定。

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