一般

生後7ヶ月の乳児をレイプ、アボリジニー社会の隠れた闇

シドニー15日ーセントラルオーストラリアの検察官ナネット・ロジャー氏は、アボリジニー社会では、生後7ヶ月ほどの小さな乳児を含むアボリジニーの子供たちが、地域社会のメンバーらによって性的暴行行為を受けていると語った。また、これらの犯罪は往々にして未報告な状態であり、訴訟に発展するケースはほとんどないという。ロジャー氏は、アボリジニー社会で起こっているドメスティック・バイオレンスの悲惨な状況について、具体的な虐待の事実の詳細を書類にまとめた。

 

2003年に起こったケースは、寝室で寝ていた生後7ヶ月の乳児を部屋から連れ出した男が、同乳児をレイプするなどの性的虐待を加えたというもの。翌朝、母親が乳児の服についた血痕に気付いたが、酔っ払っていた母親は事件を報告しなかったという。別の事件では、親戚の男が2歳の少女を茂みに連れ込み、性的暴行を加えたケース。同少女は出血した状態で、泣きながら父親がいるキャンプに戻った。同2件のケースで被害に遭った子供たちはいずれも外傷と身体内部の損傷を受けており、手術を行ったという。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら