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ノーザンテリトリー、熱帯病で2人が死亡

ダーウィン13日-ここ7日間で熱帯病による2名の死者が出たことを受け、ノーザンテリトリー健康局は、旅行者及び地元住民に緊急警告を発令した。今年の雨季に入ってから、すでに14人が類鼻疽(るいびそ)症と呼ばれる熱帯病に感染しており、この中5人はここ一週間で病気を発症している。病気の症状には、熱、息切れ、腫れ物、腹痛などが含まれる。

関係当局の発表によると、最も感染の危険が高いのは、糖尿病患者、多量の飲酒者、腎臓病や肺病患者、癌患者、そしてステロイド療法を受けている人だという。健康な人も、十分な保護具を手足につけずに泥のぬかるみで作業を行った場合、感染する危険がある。

るいびそ症は水面や豪雨後の泥水の中に存在する細菌によって引き起こされ、通常皮膚の小さな傷口などから体内へ侵入するが、粉塵や小さな水滴を吸い込んだ場合や汚染された水を飲み込んだ場合にも感染する。感染してから数日以内に発熱、頭痛、錯乱や呼吸困難などの重い症状を発症する人もいれば、感染してからしばらくして、体重減少、熱、皮膚潰瘍、腫れ物、また胸部と腹部に痛みを訴えるなどの症状を示す人もいるという。

先週のサイクロン”ジョージ”によって引き起こされた洪水によって、豪北部地域にるいびそ症の流行に最適の環境がととのっているという。ノーザンテリトリー衛生及び地域サービス(DHCS)のVicki Krause(ビッキー・クローズ)医師は、感染の危険が高い人は、豪風雨の間、外出を避けるようにと警告した。

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