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タスマニア・サケ養殖で抗生物質使用量激増

シドニー23日ータスマニア州政府が、Salmonid Growers’ Association(サケ養殖業者協会)に対し、サケ養殖で使用されている抗生物質が人間の食物連鎖に影響を及ぼす可能性があると書面で通達していたことが明らかにあった。

Sydney Morning Herald(シドニーモーニングヘラルド)紙によれば、David Llewellyn (デビッド・ルウェリン)第一産業大臣は、その書面で、同業界で規定の2倍以上と予測されるOTC(オキシテトラサイクリン)が使用されていることに関する不安を述べたという。また、経口ペニシリン薬であるアモキシシリンの過剰使用にも懸念を示していた。それに対し同協会は、サケの捕獲前には薬を使用しない期間を設けるよう徹底していると説明した。

しかし、ルウェリン大臣は流出した薬物入り餌を食べた魚を漁師が捕獲したり、薬物処理中のサケが養殖網から逃れる危険性があると指摘した。

同紙は、タスマニア養殖業界での抗生物質使用量に関して、10年前にはわずか年間12キロだったものが、今年前期の3ヵ月で既に8トンにも上っていると報道した。

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