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60年前に行方不明となった戦闘機、パイロットの遺骨とともに海中で発見

【メルボルン11日AAP】60年前にポートフィリップ湾で墜落し、行方不明となっていた英国軍単発エンジン戦闘機フェアリー・ファイヤーフライ2機が海底で発見され、海面下20メートルほどに沈む1機の機内には、骸骨化したパイロット一人がまだ乗ったままとなっていた。

  1947年7月に訓練飛行中に発生した墜落事故では、戦闘機2機が沈み、乗員4名が死亡したが、当時、回収された遺体は1名のみだった。今回、モーニングトンとフランクストン間でダイビングを行った2人のダイバーは、機内にパイロット1名の遺体と、もう1機の残骸の隣にもう1名の遺体を発見した。4人目のパイロットの遺体は依然行方不明のまま。

  ダイバーの1人ポール・ロードナイト氏は、死亡したパイロットの家族を探し出し、来週の事故60周年記念日には追悼式が行われる予定。英国国防省は、海底に沈む遺体をそのままそっとしておくという案を支持していると信じられており、墜落現場近くの海岸沿いに犠牲者の記念碑が立てられると見られる。

  2機の残骸が沈む地点はダイビング禁止海域となっており、違反者には高額の罰金が課せられるという。

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