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オーストラリア、死亡率低下 トップの日本を追い越す日も近い

 【シドニー14日AAP】経済協力開発機構(OECD)の最新統計によると、オーストラリアの死亡率が著しく低下していることが分かった。オーストラリアは現在、世界で死亡率が最も低い国である日本に続き、スイスと2位争いをしている。

 メディカル・ジャーナル・オーストラリアの新報告書では、近い将来、オーストラリアが日本を追い越し、死亡率が最も低い国となる可能性を示唆している。

 ウーロンゴン大学の保健サービス開発センターのイアン・リング教授は、「医療政策を転換し、改善の見込みが最も高い課題に焦点を当てること。国家の医療に関する情報を使用することに対する意識を高めること、また、リソース・フリー政策を避けることが求められる」と語った。

 リング氏とQLD州保健省の疫学サービス課のジョン・オ・ブリエン氏は、このランキングの結果は将来的に予防可能な病気が原因で早死したケースが含まれているとした。死亡率の改善が見込まれる病気の分野は循環器系疾患、自殺、暴力とけが、喫煙が関連する疾患、がんなど。また、社会経済的レベルの高いグループと低いグループ、男性と女性、アボリジニとオーストラリア人などの間に著しい格差があることもこのランキングの結果を反映しているという。

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