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QLD州 コカイン市場拡大の恐れ 組織犯罪による密輸

 【ブリスベン22日AAP】犯罪非行委員会(CMC)が実施した調査で、QLD州の組織犯罪グループや暴走族らが共同でコカインの密輸を行っており、今後3年でQLD州でのコカインの使用が拡大する恐れがあることが判明した。

 アンフェタミンやマリファナと比較すると、コカインの使用率は低いが、近年コカインの市場は拡大しており、今後は市場がますます大きくなることが予想される。

 アンナ・ブライQLD州首相は、薬物使用の増加は同州の急激な人口増加によって生じた結果だとした。「QLD州の人口が増加することで利益も得られるが、一方で好ましくない活動が増える場合もある」とブライ氏。

 野党警察スポークスマン、ロブ・メッセンジャー氏は、QLD州がオーストラリアの「組織犯罪」の拠点とならないよう、当局が同州で活動する組織犯罪を厳重に取り締まるためのさらなる措置が必要」と語った。ブライ氏は、同州政府はCMCが求めるいかなる案も積極的に検討し、組織犯罪の撲滅に協力したいと語った。

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