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インド人シェフ搾取容疑について無罪の評決が下される

  【シドニー26日AAP】ブルーマウンテンの料理店主がインド人シェフを搾取した罪に問われていた裁判で、地方裁判所の陪審員団は無罪の評決を下した。

 だが陪審員団は、ヨガリンガム・ラサリンガム被告がシェフのビザ申請において書類を偽造した罪については有罪の評決を下した。

 ラサリンガム被告は2005年6月にアンバラガン・ラジェンドランさん(24)をNSW州ブルーマウンテンにある自分のレストランで働かせるために南インドから呼び寄せたことで、罪に問われていた。アンバラガンさんは裁判で、シドニーに到着した直後に労働につかされ、その後6週間にわたって休日を与えられず、給料は皆無かそれに近い金額であったと証言した。また痛み止めを飲みたくても与えられず、廊下で寝ることを強制されたと証言した。

 わずか1日半の審議の結果、男女各6名で構成される陪審団は26日、アンバラガンさんをオーストラリアに連れ出した罪について、無罪の評決を下した。一方で陪審員団は、ラサリンガム被告がビザ申請の際にアンバラガンさんの署名を切り取って貼り付けるなどして移民局職員を欺いたとの評決を下している。

 アンソニー・パッカーリッジ裁判官はラサリンガム被告の保釈金額50万ドルを継続し、判決は11月2日に下される予定。

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