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アブセーリング中に大事故-男性が奇跡的に生還

 【ブリスベン10日AAP】サンシャインコーストで10日、アブセーリングとよばれる岩壁面を降下するスポーツをしていた男性(27)の腹部に木の枝が刺さるという事故が発生した。男性は重傷を負ったが奇跡的にも命に別条はない。

 10日午後1時ごろ、男性はQLD州ヌーサ近郊のティンビアワ山でアブセーリングをしており、100メートル崖下に速いスピードで降下した。その際に崖に生えていた木の枝が男性の背後から腹部に刺さった。救助活動は1時間かけて行われ、男性はナンボア病院に搬送され、重傷を負っているが回復に向かっている。

 エナジェックス救命ヘリコプターのジェフ・ブラッドフィールド集中治療救急救命士は「男性の体は木に串刺しにされたような状態でした。これまで16年半の経験のなかで、最も困難な救助活動でした。男性は本当に運のいい方です。枝が背中からおへその辺りまで刺さっていましたが、医師によると重要な臓器を避けるように刺さっていたそうです」とコメントしている。

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