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クラゲに刺され男児死亡 「海水に近づかないように」 子供たちに勧告

 【ダーウィン12日AAP】ダーウィン北部のティーウィー島で男児(6)が海水で毒針に刺され死亡した件を受け、保健当局は保護者に対し、子供たちを海水に近づけないように勧告した。

 警察は、男児は有毒クラゲに刺され死亡したとの見方を強めている。男児は海水から出た後に倒れ込み、病院に搬送された。医療スタッフによって蘇生措置が実施されたが、男児の命は助からなかった。

 NT準州保健・コミュニティーサービス省のバート・キューリー教授は、今回の悲劇によって、クラゲが大量発生する10月から5月に子供が海水で泳ぐことがいかに危険であるかを改めて認識することになったとした。「有毒クラゲは危険で、その毒針は特に子供に対して致命的な影響を及ぼす可能性がある」とキューリー教授。過去にクラゲの毒針で死亡した11件の犠牲者はいずれも子供だった。

 キューリー教授は、有毒クラゲに刺された場合、針を取り除く前に患部を酢で洗い流し、その後医師の診察を受けるように忠告した。

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