【メルボルン3日AAP】ジ・エイジ紙は、オーストラリア救急医療大学の報告によると、昨年、VIC州にある公立病院の救急科に訪れた患者130万人のうち、6万1000人(5%)の患者が治療を受けずに帰宅していたことが判明したと報じた。つまり、週1000人以上の患者が救急科を訪れても治療を受けていないことになる。
同紙によると、患者が治療を受けずに帰宅していた主な病院は、サンシャイン病院、ジーロング病院、ノーザン病院など。
オーストラリア救急医療大学のドリュー・リチャードソン氏は、「救急科で待機する時間が長くなるほど、患者は自分の容態はそれほど深刻ではないと感じる傾向がある。しかし、その容態の深刻性から、自宅に戻った患者が病院に強制的に戻されるケースは多い」と語った。
リチャードソン氏によると、VIC州の公立病院で待機する患者の数は過去3年で3倍に膨れ上がり、状況はさらに悪化しているという。
一方、ダニエル・アンドリューズVIC州保健相は、今年の州予算には、さらに23万4000人の患者を救急科で治療できるように2億5500万ドルの追加予算が含まれているとした。
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