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シドニーではしか流行の恐れ

 【シドニー2日AAP】シドニーでここ1週間に児童3人がはしかを発症しており、感染の拡大が懸念されている。

 NSW州保健省スポークスマンのジェレミー・マカナルティ博士は「はしかウイルスが、すでに広がっている可能性もあります。とりわけシドニー西部地域に住んでいて予防接種を受けていない人や、ここ1週間に救急外来を訪れた人は、警戒する必要があります。非常に感染しやすいウイルスの1つで、感染者と同じ部屋にいるだけで感染してしまうのです」と声明の中で述べている。

 初期症状は、発熱や疲労感、鼻水、咳、目の充血などで、その3~4日後には赤い発疹が顔に出て、全身へと広がる。感染してから初期症状が出るまでには10日ほどかかる。12カ月未満の乳児が感染すると、免疫を持っていないため危険性が高い。

 マカナルティ博士は「最善の対策は予防接種です。生後12カ月でMMRワクチン(はしか、おたふく風邪、風疹の混合ワクチン)の予防接種を受けさせ、4歳で再び予防接種を受けさせなければいけません」と呼びかけている。

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