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中国・西安で豪人10名が人質 警察は犯人を射殺

  【キャンベラ A A P 5日】中国の西安北西部で、現地時間5日午前10時少し前、爆弾を持った男にバスがハイジャックされ、オーストラリア人観光客10名が人質となる事件が発生した。そのうち9名はすぐに解放されたが、通訳とN S W州出身の48歳の女性は、犯人が警察に射殺されるまで、数時間にわたって拘束された。

    事件は観光地として人気の西安北西部、鐘楼・鼓楼スクエアで起こった。警察は、地元のメディア西安閻良区出身の陶霞と報じる犯人との交渉に失敗したが、その後、男が別のバスに乗り換え空港に向かうことに同意した。

 新華社通信は、午後12時36分、犯人は有料道路料金所の近くで射殺されたと伝えた。警察による事件原因に関する説明はなかった。

   キャンベラのオーストラリア外務省の広報官によれば、解放された一行は上海に向かっており、オーストラリア総領事館の援助を受ける予定だという。

   ステファン・スミス外相は、事件が迅速に解決し人質も無事であったことは喜ばしいと述べた。

 8月8日に開始予定の北京オリンピックに向けて、外国人観光客の急増に対応している中国は、暴力事件もまれで、安全に旅行できる地とされてきた。

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