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投石行為に14年の禁固刑も 罰則の厳重化も抑止効果には不十分

 【シドニー1日AAP】4月31日、何者かが電車に石を投げつけ、電車の運転手(53)が顔面や腕に切り傷を負った事件で、鉄道の陸橋の周辺に防護柵の設置を求める声が再び上がっている。

 運転手はマウント・クーリングガイ駅から南方へ向かうときに、チャーチ・ストリートの陸橋にいた少年2人を目撃している。

 レール・コープのスポークスマン、イアン・ヒル氏は1日、「投げられた石は窓ガラスを貫通しなかった。運転手は一瞬何かが起こると感じとった。内側の窓の破片で運転手はけがをした」と語った。

 コリン・ロット警官は「このような軽率な行為が時として人に大けがを負わせ、死亡させてしまうこともあるということを理解してもらいたい。このような行為は有罪判決を受ければ禁固14年の刑が科せられる場合がある」と語った。

 「同様の事件が発生していることから、最近、犯罪法が改訂され、単独の投石行為は最高10年の禁固刑、複数による犯行の場合は14年の禁固刑が科せられる。しかし、刑罰の厳重化は投石行為の抑制に繋がる十分な措置とはいえないかもしれない」とロット警官は語った。

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