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連邦政府、認知症患者に電子タグの使用を検討

 【シドニー2日AAP】ジ・オーストラリアン紙は、連邦政府の計画のもと認知症患者の腕時計やアンクレットに電子タグをつけることで患者を監視し、介護施設の認知症患者が行方不明になった場合、介護施設はそれを報告する義務が生じる可能性があると報じた。

 また、認知症患者は自身が認知症患者であることを示すマークやそのほかの情報が刻まれた本人証明のブレスレットを身に着けることが義務付けられるかもしれない。これは行方不明になった患者をより早く追跡するために使用される。

 連邦政府は、認知症患者が介護施設から行方不明になった後、死亡したケースが数件発生したことを受け、その対策措置として同計画を検討している。

 アルツハイマー・オーストラリアのグレン・リーズ会長は、電子タグの使用は必要な措置かもしれないと語る一方で、「追跡装置の使用に関しては、それに伴う倫理的問題を検討する必要がある」とした。

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