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労働力不足でWHビザ延長に新基準

 【ブリスベン1日AAP】クリス・エバンズ連邦移民相は1日、ワーキング・ホリデー・ビザの延長基準の変更を発表。新基準ではオーストラリア国内の地方で建築業に最低3カ月従事すればワーキング・ホリデー・ビザの延長が認められる。

 旧基準では、ワーキング・ホリデー・ビザの延長(セカンド・ワーキング・ホリデーの申請)ができたのは豪国内の地方で一次生産に最低3カ月携わった人のみであった。

 ワーキング・ホリデー・ビザでオーストラリアに入国した人の数は過去10年間で2倍に増加。2006~2007年は13万4612人だったが、2007~2008年はその数が15万5000人になるとみられており、2008年~2009年は18万人に達すると予測されている。セカンド・ワーキング・ホリデー制度を利用した人も2007年から2008年の間に1万2000人おり、その人気の高さがうかがい知ることができる。

 「新基準設定でより多くのワーキング・ホリデー・メーカーがオーストラリアを訪れることになる。バックパッカーたちを雇用する業種ではワーキング・ホリデー・メーカーの増加はありがたい傾向であるはず。今回導入された新基準によって建設業従事者のビザ延長が可能になり、これらの業界が不利益を被ることはないであろう」とエバンズ移民相。

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