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猛毒キノコ、SA州で初めて発見される

 【アデレード17日AAP】食べると最悪の場合死につながる猛毒キノコ「タマゴテングダケ」がアデレード大学のウェイト・アーボレタムで発見された。タマゴテングダケがSA州で確認されたのは今回が初めて。

 タマゴテングダケの毒は世界中のキノコの中で最も高い致死率を持っており、オーストラリアでも過去に2人がこれを食べて死亡した。

 SA州保健省のパディー・フィリップ医薬局長によると、タマゴテングダケを食べた時の初期症状として、腹痛、吐き気、下痢などがあり、これらの症状は食後6~24時間の間に現れるという。また同局長は、現在のところタマゴテングダケの毒に対する解毒薬はなく、早期発見・治療が助かるかどうかの分かれ目になるとした。

 タマゴテングダケのかさの部分は直径40~150ミリで、最初はドーム型をしているが表面は次第に平らになる。大部分は薄緑色をしているが、たまに薄黄色や茶色がかったものもみられる。

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