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トラック運転手400人がウールワースに抗議行動

 【シドニー1日AAP】ガソリン価格の高騰が続くなか、シドニー西部のローズヒル地区で1日、トラック運転手ら約400名が大手スーパーマーケット、ウールワースに対して抗議運動を行った。トラック運転手らはジェームスルーズ・ドライブで路上に座り込むなどして、一時的に付近の交通を妨げるなどの抗議行動に出た。

 運輸労働者組合(TWU)は、ウールワースやコールスなど大手小売店が、ガソリン価格高騰に苦しむ運輸業界に対して支援をしていないと主張している。TWUスポークスマンのジョシュ・マッキントッシュ氏は、運輸業界がガソリン価格の急騰に苦しんでいると述べ、「コールスやウールワース、その他の大手小売店には救済金を出す能力がある」とコメントしている。

 一方、抗議されたウールワース側は、ガソリン価格上昇を考慮した燃料課徴金を輸送会社に提供しており、同スーパーがTWUから不当に標的にされていると主張している。ウールワースのスポークスマンは1日、「ウールワースは運輸業界全体が困窮していることを理解している」という声明を発表し、「ウールワースでは、運送会社が下請けトラック運転手にも燃料課徴金を分配することを期待しており、こうすることは運送会社の責任である」と続けている。

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