生活

2008年8月8日は中国人の結婚ラッシュ

 【ブリスベン7日AAP】中国の数霊術において、数字の「8」は「繁栄」や「富」を意味する言葉とよく似た発音をすることから、中国人は伝統的に「8」は幸運をもたらす数字と信じている。

 そして2008年8月8日。北京オリンピックの開会式にも選ばれたこの日は、オーストラリア国内でも幸運を手に入れようとする中国人カップルの結婚式が数多く予定されており、ブリスベンのケリー・シャイン司法長官によると、同市のオールド・ガバメント・プリンタリー・ビルで挙式を行うカップルの数は過去最高だという。

 「8日の挙式数は昨年7月7日を大きく上回り33組が結婚する」とシャイン氏。あるカップルは8日午前8時にセレモニーを開始するよう特別予約し、また、偶然にも同日第2組目のカップルは、今年同会場で結婚式を挙げた808番目のカップルになる。8日に挙式を行うための第1番目の予約は2007年5月に入ったという。

 とはいえ、8月8日は中国人だけが特別と感じているわけではなく、ただ単に結婚記念日が覚えやすいからという理由でこの日を選んだ人も多いようだ。QLD州では2004年4月4日に結婚したカップルは134組。2005年5月5日は67組、2006年6月6日は25組で2007年7月7日は581組だった。昨年1年間のQLD州における結婚カップル数は2万6008件で過去最高。

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