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シドニーの警官の数が過去5年間で900人減少

 【シドニー12日AAP】NSW州野党の警察スポークスマンであるマイク・ギャラチャー氏は12日、NSW州警察より入手した統計を分析した結果、シドニー都市部の警察官の数が過去5年間で約900人減少したことが明らかになったと述べた。

 ギャラチャー氏はレポーターに対し、シドニー46地域に属する警官の数は2003年後半で7500人だったのを最高に毎年減少傾向にあると述べ、2005年12月と2007年1月に新規採用のキャンペーンを大々的に行った際には7000人を上回った時もあったが、現在では6600人を下回ると話した。

 また同氏は、この数には休職中の警官は含まれていないことから実際に活動している警官の数はもっと少ないとし、「現状問題なしと政府は言うが、警官の数は毎年確実に減少している」と述べた。

 これに対しモリス・イエマNSW州首相は、州の警官の人数は「記録的に多い」とし、さらに選挙前の公約である警官数増加を目指し、750人の「追加採用」を行うところであるとした。「警官数の増減で勝敗が決まるというものではない。この数週間、各地域の警察署を訪問したが、十分な人員がいる警察署もあれば人員補助を待っている署もあった」と述べた。

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